国産甲虫標本写真館

ヤマトモンシデムシ

Nicrophoru japonicus Harold, 1877
 

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♂ 千葉県我孫子市産


分布:本州、四国、九州

体長:14〜25mm

雌雄の区別;♂は頭部が♀に比べて大きく,側頭が強く後方に張り出す.♂は頭楯が広範囲に赤く,♀は頭楯の先端部のみ僅かに赤くなる。.♂の前符節は♀に比べ外方に盤状に膨大する

生態:多くのモンンシデムシ類が森林性、山地性だが、本種は平地を中心に分布しており、平地の緑地、河川敷等開けた環境を好む。
 各種開発工事、特に宅地化、都市化は本種にとって致命的であり、特に本種は平地に生息することから開発の影響を受け易い種で、現在では最も採集しにくいモンシデムシになっている。
 現在の分布は大河川流域の河川敷中心に分布しているようで、生息地は局限される。

 生態は他のモンシデムシと同様で、動物の死がいを探して土中に埋めて産卵する。幼虫はこれを食べて成長する。成虫は灯火にも飛来する。

 平均体長はモンシデムシの仲間では最も大型。
 体色は黒色で、上翅には4個の帯紋を持つ。後脚の脛節が弓状に曲がること、上翅の帯紋が会合線に達しないこと、肩紋が内方にくびれること等で他のモンシデムシ類と区別される。